甲斐国はどんな土地だったのか
甲斐国は守護・武田氏がそのまま戦国大名化した珍しい例です。信虎が国内を統一し、その子・晴信(信玄)が父を追放して家督を継ぎました。
海がなく耕地も限られる甲斐にとって、外へ出ることは選択ではなく必要でした。信玄は信濃をほぼ制圧し、上杉謙信と川中島で12年争い、駿河を併合して海への出口を得ます。
一方で信玄は治水にも力を注ぎました。釜無川の氾濫を抑える信玄堤は、内政を固めなければ外征が続かないという条件をよく示しています。1582年、勝頼の代に武田家は滅び、旧領は徳川・北条・上杉が争う天正壬午の乱の舞台になりました。





