戸次川の戦いとは?島津家久が長宗我部元親を破った戦い

1586年12月|豊後国・戸次川

30秒でわかる戸次川の戦い

九州征伐の先遣隊として豊後へ入った仙石秀久・長宗我部元親・十河存保らが、島津家久に大敗した戦いです。

軍監の仙石秀久が渡河しての攻撃を強行し、島津の釣り野伏せに引き込まれました。長宗我部信親・十河存保が討死します。

豊臣方が九州で喫した唯一の大敗で、秀吉本隊の出陣を早める結果になりました。

基本情報

戦名戸次川の戦い
時期1586年12月
場所豊後国・戸次川
現在の場所大分県大分市中戸次(戸次川古戦場)
両軍島津軍 vs 豊臣先遣隊
主な武将島津家久長宗我部元親長宗我部信親仙石秀久
結果島津軍の勝利

なぜ戸次川の戦いは起きた?

島津氏に追い詰められた大友宗麟が大坂へ赴き、秀吉に救援を求めました。秀吉は惣無事令に基づいて島津へ停戦を命じますが、島津は従いません。

秀吉は本隊の準備を進めつつ、四国勢を先遣隊として豊後へ送りました。

戦う直前の状況

島津家久が豊後へ侵攻し、鶴賀城を包囲します。先遣隊は大野川(戸次川)を挟んで島津軍と対峙しました。長宗我部元親は「本隊の到着を待つべき」と主張しますが、軍監の仙石秀久は渡河しての攻撃を主張します。

両軍の顔ぶれ

島津軍

主な指揮
島津家久・新納忠元
兵力
1万〜1万3千(諸説あり)

退却を装って伏兵で包む戦法を使える地形を選んで待った。

豊臣先遣隊

主な指揮
仙石秀久・長宗我部元親・長宗我部信親・十河存保
兵力
約6千

軍監と諸将で方針が割れ、統一した指揮が取れなかった。

兵力の数字は、軍記物に由来するものを含め史料によって大きく開きがあります。ここでは広く引かれている数値を挙げていますが、実数はこれより少なかったとする研究もあります。

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  • 1586年12月
  • 豊後国・戸次川
  • オフライン対応
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戦いの流れ

  1. 島津の豊後侵攻(1586年秋) 島津家久が豊後へ進み、鶴賀城を囲む。
  2. 先遣隊の到着(12月) 仙石秀久らが大野川の西岸に布陣する。
  3. 作戦をめぐる対立 元親は持久を、秀久は即時攻撃を主張。秀久の意見が通った。
  4. 渡河攻撃(12月12日) 先遣隊が川を渡って攻撃。島津軍は退却を装って引いた。
  5. 釣り野伏せ 深追いした先遣隊が三方から包囲され、壊滅した。
  6. 諸将の討死 長宗我部信親(22歳)と十河存保が討死。仙石秀久は讃岐へ逃げ帰った。

勝敗を分けたポイント

  • 指揮が一本化していなかった軍監と現地の大名で意見が割れ、最も危険な案が採用された。
  • 川を渡って攻めた退路が川になる位置での攻撃は、崩れたときの損害が跳ね上がる。
  • 釣り野伏せが機能した偽装退却に乗って隊列が伸びたところを包囲された。
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各武将の戦術

戦いの後どうなった?

仙石秀久は無断退却を理由に所領を没収され、追放されました(のちに小田原征伐での戦功により大名へ復帰します)。

長宗我部元親は嫡男・信親を失い、以後の家督相続をめぐって家中が混乱しました。

秀吉は翌1587年に自ら20万を超える大軍を率いて九州へ出陣します。

なぜこの戦いが重要なのか

島津の戦術が豊臣の大名を相手にしても通用したことを示した一方、「戦術で勝っても物量で覆される」という結末を用意した戦いでもあります。半年後、島津は秀吉本隊の前に降伏しました。

勝利側

敗北側

参戦武将

前後の出来事

関連する合戦

よくある質問

Q. 戸次川の戦いとはどんな戦い?

戸次川の戦いは、1586年12月に豊後国・戸次川で行われた合戦です。島津家久・長宗我部元親・長宗我部信親・仙石秀久が戦い、結果は島津軍の勝利でした。

Q. 戸次川の戦いはいつ・どこで起きた?

戸次川の戦いは1586年12月に豊後国・戸次川(大分県大分市中戸次(戸次川古戦場))で起きました。

Q. 戸次川の戦いの結果は?

島津軍の勝利

Q. 戸次川の戦いの参戦武将は?

島津家久、長宗我部元親、長宗我部信親、仙石秀久が参戦しています。

参考資料

  • 史料「島津国史」
  • 史料「土佐物語」

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