月山富田城の戦いとは?毛利元就が山中鹿介を破った戦い

1565年〜1566年|出雲国・月山富田城

30秒でわかる月山富田城の戦い

毛利元就が出雲の尼子氏の本拠・月山富田城を兵糧攻めで落とし、戦国大名としての尼子氏を滅ぼした戦いです。

月山富田城は山陰随一の堅城で、元就は正面攻撃で一度大敗しています。二度目は補給路を断ち、1年以上かけて城内を飢えさせました。

中国地方から尼子氏という対抗勢力が消え、毛利氏の支配が確定します。

基本情報

戦名月山富田城の戦い
時期1565年〜1566年
場所出雲国・月山富田城
現在の場所島根県安来市広瀬町(月山富田城跡)
両軍毛利軍 vs 尼子軍
主な武将毛利元就吉川元春小早川隆景山中鹿介
結果毛利軍の勝利(尼子氏滅亡)

なぜ月山富田城の戦いは起きた?

尼子氏は出雲を本拠に山陰・山陽へ勢力を広げていましたが、当主・尼子晴久の急死(1560年)で動揺します。跡を継いだ義久のもとで、家中の結束は以前ほどではありませんでした。

厳島の戦いと防長経略で大内領を吸収した毛利元就にとって、残る対抗勢力は尼子だけでした。

戦う直前の状況

元就は1542年、大内義隆に従って月山富田城を攻めて大敗した経験があります(第一次月山富田城の戦い)。堅城を力で落とすのは無理だと分かっていました。

両軍の顔ぶれ

毛利軍

兵力
3万〜3万5千

周辺の支城を落として本城を孤立させ、補給を断つ方針を取った。

尼子軍

主な指揮
尼子義久
兵力
籠城

新宮党粛清などで家中の結束を欠いていた。

兵力の数字は、軍記物に由来するものを含め史料によって大きく開きがあります。ここでは広く引かれている数値を挙げていますが、実数はこれより少なかったとする研究もあります。

アプリで体験 布陣と武将の動きを図解

月山富田城の戦いを、布陣から読み解く

誰がどこで動き、どの勢力がぶつかったのか。参戦武将をタップしながら、戦いの流れと人物のつながりを追えます。

  • 1565年〜1566年
  • 出雲国・月山富田城
  • オフライン対応
月山富田城の戦いの布陣をアプリで見る Google Play で手に入れよう

戦いの流れ

  1. 白鹿城の攻略(1563年) 毛利が月山富田城の支城を落とし、本城への補給路を断ちはじめる。
  2. 月山富田城包囲(1565年) 毛利軍が本城を包囲。力攻めはせず、封鎖を選んだ。
  3. 兵糧攻めの長期化 城内で飢えが広がり、投降者が相次いだ。元就は投降者を受け入れて城内の士気をさらに下げた。
  4. 重臣の離反 宇山久兼が内通を疑われて誅殺されるなど、城内の統制が崩れていく。
  5. 開城(1566年11月) 尼子義久が降伏。命は助けられ、安芸へ移された。

勝敗を分けたポイント

  • 力攻めをしなかった1542年の失敗を踏まえ、堅城を落とす方法を「攻略」から「封鎖」に切り替えた。
  • 支城を先に潰した本城だけを囲んでも補給が続く。周辺の城を落として孤立させたことが決め手になった。
  • 投降を促した降った者を殺さない方針が、籠城側の抵抗意欲を削いだ。
広告

各武将の戦術

戦いの後どうなった?

尼子義久は降伏後も生き、毛利家のもとで生涯を終えます。一方、山中鹿介ら旧臣は尼子勝久を擁して再興運動を続けました。

再興軍はのちに織田信長を頼り、上月城で毛利軍と戦うことになります。

なぜこの戦いが重要なのか

毛利氏の中国地方支配がここで確定しました。同時に、堅城は「攻める」より「干す」という兵糧攻めの有効性が広く認識される契機にもなっています。

勝利側

敗北側

参戦武将

前後の出来事

この前に何が起きた? 第一次月山富田城の戦い(1542年) 大内義隆に従った元就が力攻めで大敗。この失敗が二度目の方針を決めた。
この戦い月山富田城の戦い
この後どうなった? 尼子再興軍の蜂起 山中鹿介らが尼子勝久を擁立し、織田信長を頼って毛利と戦う。

関連する合戦

よくある質問

Q. 月山富田城の戦いとはどんな戦い?

月山富田城の戦いは、1565年〜1566年に出雲国・月山富田城で行われた合戦です。毛利元就・吉川元春・小早川隆景・山中鹿介が戦い、結果は毛利軍の勝利(尼子氏滅亡)でした。

Q. 月山富田城の戦いはいつ・どこで起きた?

月山富田城の戦いは1565年〜1566年に出雲国・月山富田城(島根県安来市広瀬町(月山富田城跡))で起きました。

Q. 月山富田城の戦いの結果は?

毛利軍の勝利(尼子氏滅亡)

Q. 月山富田城の戦いの参戦武将は?

毛利元就、吉川元春、小早川隆景、山中鹿介が参戦しています。

参考資料

  • 史料「陰徳太平記」
  • 史料「雲陽軍実記」

APP 合戦ページの次へ

月山富田城の戦いを読んだら、次は登場武将の因縁へ。

月山富田城の戦いの勝敗や経過だけでなく、アプリでは関わった武将どうしの関係や別の合戦での動きまで横断して追えます。

  • 登場武将へ移動
  • 因縁を追える
  • 44件の合戦
月山富田城の戦いをアプリでたどる Google Play で入手