姉川の戦いとは?織田信長が浅井長政を破った戦い

1570年6月|近江国・姉川

30秒でわかる姉川の戦い

越前の朝倉義景を攻めた織田信長が、義弟・浅井長政の裏切りで挟撃されかけた末に、体勢を立て直して浅井・朝倉連合軍と姉川で戦った合戦です。

織田軍は浅井軍に一時押し込まれますが、徳川家康が朝倉軍を破って側面を突いたことで勝敗が決しました。

勝ったものの浅井・朝倉は健在で、この後3年続く「信長包囲網」の入口になった戦いでもあります。

基本情報

戦名姉川の戦い
時期1570年6月
場所近江国・姉川
現在の場所滋賀県長浜市野村町・三田町周辺(姉川古戦場)
両軍織田・徳川連合軍 vs 浅井・朝倉連合軍
主な武将織田信長徳川家康浅井長政朝倉義景本多忠勝佐久間信盛 ほか
結果織田・徳川連合軍の勝利

なぜ姉川の戦いは起きた?

1570年4月、信長は「上洛命令に従わない」ことを理由に越前の朝倉義景を攻めました。金ヶ崎まで進んだところで、妹・お市の方を嫁がせていた同盟者・浅井長政が離反します。

浅井氏は朝倉氏と代々の縁を持っており、信長との同盟時に「朝倉は攻めない」という約束があったとも伝わります(この約束の実在には議論があります)。

戦う直前の状況

金ヶ崎から命からがら京都へ戻った信長は、6月に態勢を立て直して近江へ出兵。浅井の本拠・小谷城を攻めますが堅く、平地へ誘い出すため支城の横山城を包囲しました。浅井・朝倉はこれを救うため出撃します。

両軍の顔ぶれ

織田・徳川連合軍

兵力
約2万8千(織田2万3千・徳川5千。諸説あり)

徳川勢は朝倉軍の正面に配置された。

浅井・朝倉連合軍

主な指揮
浅井長政・朝倉景健
兵力
約1万8千(諸説あり)

朝倉本隊は義景ではなく一族の景健が率いた。

兵力の数字は、軍記物に由来するものを含め史料によって大きく開きがあります。ここでは広く引かれている数値を挙げていますが、実数はこれより少なかったとする研究もあります。

アプリで体験 布陣と武将の動きを図解

姉川の戦いを、布陣から読み解く

誰がどこで動き、どの勢力がぶつかったのか。参戦武将をタップしながら、戦いの流れと人物のつながりを追えます。

  • 1570年6月
  • 近江国・姉川
  • オフライン対応
姉川の戦いの布陣をアプリで見る Google Play で手に入れよう

戦いの流れ

  1. 横山城の包囲(6月) 信長が小谷城の支城・横山城を囲み、浅井・朝倉を平地へ引き出す。
  2. 姉川を挟んだ布陣(6月28日未明) 織田が浅井、徳川が朝倉と向き合う形で対峙した。
  3. 浅井軍の猛攻 磯野員昌が織田の陣を激しく攻め立てた。十三段の備えを十一段まで破ったという「十一段崩し」は『浅井三代記』の逸話で、後世の創作とみる見方が強い。
  4. 徳川軍の突破 榊原康政らが朝倉軍の側面へ回り込み、朝倉勢を崩した。
  5. 浅井軍の撤退 側面が空いた浅井軍も持ちこたえられなくなり、小谷城へ退いた。
  6. 横山城の開城 戦後に横山城が降伏し、木下秀吉が城代として入った。

勝敗を分けたポイント

  • 徳川軍が朝倉を崩した正面で押されていた織田軍を救ったのは、隣で朝倉勢を破った徳川勢の側面攻撃だった。
  • 朝倉義景が出陣しなかった総大将不在の朝倉軍は、浅井軍ほどの粘りを見せられなかった。
  • 横山城という餌堅城・小谷を直接攻めず、支城を囲んで敵を平地に出させた点が信長の狙いどおりだった。
広告

各武将の戦術

戦いの後どうなった?

浅井・朝倉は本拠を保ち、比叡山や本願寺と結んで信長に抵抗を続けます(志賀の陣、比叡山焼き討ちへ)。

両氏が滅ぶのは3年後の1573年。小谷城で浅井長政が、一乗谷で朝倉義景が滅び、信長は近江・越前を手に入れました。

なぜこの戦いが重要なのか

勝敗そのものより、「信長がこの時点ではまだ包囲網を突破できていなかった」ことを示す戦いです。ここから3年、信長は各地の敵と同時に戦い続けることになります。

諸説・よくある誤解

姉川の戦いは織田の圧勝?

織田・徳川の勝利ですが、浅井・朝倉は本拠を失っておらず、決定的な勝利ではありません。「姉川の戦い」という呼び名も徳川方の記録に由来し、当時は「野村合戦」などと呼ばれました。

勝利側

敗北側

参戦武将

前後の出来事

関連する合戦

よくある質問

Q. 姉川の戦いとはどんな戦い?

姉川の戦いは、1570年6月に近江国・姉川で行われた合戦です。織田信長・徳川家康・浅井長政・朝倉義景らが戦い、結果は織田・徳川連合軍の勝利でした。

Q. 姉川の戦いはいつ・どこで起きた?

姉川の戦いは1570年6月に近江国・姉川(滋賀県長浜市野村町・三田町周辺(姉川古戦場))で起きました。

Q. 姉川の戦いの結果は?

織田・徳川連合軍の勝利

Q. 姉川の戦いの参戦武将は?

織田信長、徳川家康、浅井長政、朝倉義景、本多忠勝、佐久間信盛、池田恒興が参戦しています。

参考資料

  • 史料「信長公記」
  • 史料「浅井三代記」

APP 合戦ページの次へ

姉川の戦いを読んだら、次は登場武将の因縁へ。

姉川の戦いの勝敗や経過だけでなく、アプリでは関わった武将どうしの関係や別の合戦での動きまで横断して追えます。

  • 登場武将へ移動
  • 因縁を追える
  • 44件の合戦
姉川の戦いをアプリでたどる Google Play で入手